いつもありがとうございます。【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。
ストック型社会と減少
前回のの最終回で、角を曲がれば"飛騨牛ステーキ"。
ではなく(そんな高級なものではなく。。)、角を曲がれば"飛騨牛のタタキやら炙りやらをのせたにぎり寿司"。
と訂正させてください。失礼しました。(^^;
どうやら"これ"をせんべいを皿にしたモノにのせて売っているようで、皿の回収をしなくて済む上、皿自体を食べてしまえば、ゴミがでないといったアイデア商品のようです。。
。。っと、この手の商売が、高山の観光収益の回復に貢献したようですが、"観光名所"と"観光客"の"意識のズレ"の妥協点をせんべい皿にのった飛騨牛握りのままにしとくと、アジアのダウンタウン化に、歯止めが利かなくなりそうです。。
さて、前回99回で100回とすると、色々"長くなる"のでリセットしました。
そもそも、ストック型社会の先進国であるイタリア、フランスなどは、日本に比べて、個人の収入は少ないのに"ゆとり"があります。
簡単に言ってしまえば、収支の比率で支出の割合が少ないからなのですが。。
特に日本の場合は、"戸建住宅"建設費用の割合の大きさが、世界トップクラスです。
そして、そのほとんどの場合、供給側はいまでも、量産型の仕組みで売っているため、資産として、日本社会全体で"共有できる仕組み"にはならず、費用が高い割には、欧米に比べ、資産価値が低いと評されています。
このため、しっかりした骨組みをもつ"古民家"などの再生は、かなり昔から継続的に行われているのに対し、いわゆるニュータウンと呼ばれる街には、空き家が増加していくことになり、"誰も住んでいない街"などあはずはない。。
などとは言えなくなる日がくるかもしれません。
では、どこを目指せばいいのか?ヒントは、色んなところにあります。
例えば、ストック型社会を表す単語には、
- リサイクルでコストと廃棄物の減少
- 少量生産で大量生産減少
- 森林伐採減少で二酸化炭素排出減少
。。と、"減少"という単語が付きやすいのです。
減少とは"負のイメージ"を持ちやすいのですが、ストック型社会の場合、格段に環境の状態が良くなるなど"いいことがある"から減少させるんですね。。
さらに欧米の社会では、これら減少の先に"ゆとり ⇒ ゆたか"が、見えていたり、実践しているようです。
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