いつもありがとうございます。【必要の場をツクル設計事務所】-長尾アトリエ の 長尾 です。
空間は新陳代謝できる(リノベーション)
お知らせをさせてください。モデリング😊に「4つのコース」を設置しました。ご興味ある方は、下記URLからご覧ください。
必要の場をツクル最初の一歩
4つのモデリングコース(外部サイト)
ビオトープ
生物多様性を保全するために人工的に作られた自然環境のことをビオトープといいます。
これには、自然環境としての湿地や河川の流域、海岸などに人工的に設置された池や湖、水路、植生なども含まれます。
ビオトープは、都市化や開発によって失われてしまった自然環境を再生することができるため、生物多様性を維持するための重要な役割を担っています。
また、人々が自然と触れ合う場所としても利用され、環境教育やリラクゼーションスポットとしても重要な存在となっています。
ビオトープの2つのイメージ
情報としての環境問題を見聞きする機会が増えたことで、ビオトープは、一部の人たちには馴染みのある言葉になりました。
前述したようにビオトープとは、「自然風の池や樹林があって、鳥が行き来する、小さいけれと、都市にある生きものの楽園」といった感じとなると思います。
そして、たとえビオトープが都市の中に、小さな点として存在していても、その点が繋がっていけば、大きな面として生物にとっての休憩や移動する拠り所となります。
さらに点としてのビオトープと核となる実際の緑地や河川が繋がることで、地域全体の生物多様性が向上すると言われています。
一方、ビオトープには「せっかく作ったのに、荒れ果ててしまい藪のようになった場所」といった風景を想像する人もいるはずです。
イメージの分岐点
理想的風景と荒地といったふたつのイメージの分岐点には、
- ビオトープへの関わり方
- 関わるきっかけとなる場所
に違いがあり、その理由が分かる事例があります。
ひとつめの事例は、建設機械 重機械メーカーであるコマツ大阪工場の生産・研究施設の中に設けられた「コマツ里山」。
もうひとつの事例は、熊本県の産業廃棄物最終処分場に隣接して設けられた「エコアくまもと・ホタルヒオトープ」です。
2つの事例に共通事項があります。
- 維持管理の工夫があること
- 生きものを観察する場所があること
の2つです。
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